『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

対談:平野啓一郎×中村佑子@文學界、「馴染みの店の、馴染みじゃないメニュー」第8回

<発売中>

文學界』2021年7月号で、最新長編『本心』が話題の平野啓一郎さんと、刺激的な母論『マザリング』の中村佑子さんとの対談「デジタル時代の「母」とケア── 『本心』をめぐって」の構成を担当しました。

www.bunshun.co.jp

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なお、「文春オンライン」に抜粋バージョンもアップされています。

興味を持たれた方は、ぜひ本誌の方もぜひチェックしてみてください。フルバージョンは2万字超えの大ボリュームで、社会問題に対してかなり踏み込んだ話をしてるので読み応えがあります。

bunshun.jp

 

 

<web>

よく行く馴染みの店(主に飲み屋)で、普段は目に入らない/注文しない「馴染みじゃないメニュー」をあえて頼んでみる、という不定期連載「馴染みの店の、馴染みじゃないメニュー」更新しました。

 

note.com

 

今回のテーマは「ライブハウスのノンアルコール・ビール」です。

ライブで飲むビールって最高じゃないですか。

でも(その時点では)緊急事態宣言でアルコールが飲めない……今はノンアルビールも美味しいけど、でもやっぱり……という悶々について書いてみました。

まあ解除後の今も、夜スタートのライブは普通にアルコール提供19時までなんで、やっぱり飲めないんですけどね…。

 

馴染みの店の、馴染みじゃないメニュー 第7回「レアなあらスープ」、他

<Web>

よく行く馴染みの店(主に飲み屋)で、普段は目に入らない/注文しない「馴染みじゃないメニュー」をあえて頼んでみる、という不定期連載「馴染みの店の、馴染みじゃないメニュー」久々に更新しました。

note.com

 

緊急事態宣言中の今、当たり前に飲み歩ける日がまたやってくることを祈りながら書きました。

今回のテーマは「レアなあらスープ」です。ぜひご一読ください。

 

 

<Web>

昨年刊行した日記アンソロジー『コロナ禍日記』(タバブックス)の“その後”を綴る連載「『コロナ禍日記』と、その一年後」、更新されています。

今回は、韓国とドイツ在住のお2人。

木下美絵 「韓国チプコク日記」Ⅱ(家族が増えました)

香山哲 防ぐために・反射しないため、一年後

note.com

 

 

<発売中>

『仕事文脈』最新号、vol.18発売になりました。

今回も編集と執筆の一部を担当してます。

tababooks.com

 

「特集2:息抜き論」では、「副業? 複業? 仕事が仕事の息抜きになった人たち」と題し、ある仕事が、また別な仕事をする上での一種の「息抜き」となっている人たちを3人取材しました。

お話を伺ったのは、『仕事文脈』の版元であるタバブックスでアルバイトをしながら飲食店でもバリバリ働く葛原美晴さん、テック系のスタートアップ企業に勤めながらフラワーショップでさまざまな企画を生み出している逸見貴人さんスウェーデンの大型家具店で短時間正社員として働きながら「自分の本屋を開く」という夢を胸に横浜・妙蓮寺の「本屋・生活綴方」で店番を務めるサイトウワタルさん

また、インタビュー仕事についての連載「『聞く』という仕事」の第5回も書いてます。今回のテーマは「話が盛り上がらない(かみしれない)質問」と題し、取材で「あ、やっちまったな……」「なんか気まずいぞ……」という局面に陥るケースについて考えてみました。

 

 

 

 

 

新連載:『コロナ禍日記』と、その一年後

<新連載>

「『コロナ禍日記』と、その一年後」、始めます。

 

昨年、新型コロナウイルスの蔓延により激変した日常を作家、漫画家、ミュージシャン、店舗経営者など、日本および世界各地で暮らす17人が記録した日記アンソロジー『コロナ禍日記』(タバブックス)を刊行しました。

 

記録したのは、最初の緊急事態宣言前後の日々。あれから約一年が経った今、彼らの生活はどうなっているのか?

 

というわけで、2020年8月刊行時に一部公開した「試し読み」に加え、執筆者のその後の日記をnoteで順次公開していくプロジェクト「『コロナ禍日記』と、その一年後」をスタートします。 記録されるのは、三回目となる現在の緊急事態宣言下での日々になる予定です。

 

note.com

 

現在、作家の福永信さんと、編集を担当した私・辻本の日記がアップされています。

福永さんのは、noteの今日の注目記事に挙げてもらってたみたいで、たくさん読まれている模様。ありがたいことです。

 

著者より届き次第、順次アップしていく予定なので、楽しみにしていてください。

そして、こんな日記連載をしないでいい日が早く来ますように——。

 

それから、新しい日記を読んで気になった方は、ぜひ『コロナ禍日記』本体の方もご覧いただけたら幸いです。内容こそ昨年の記録ですが、今読み返すことで、むしろ見えてくることもたくさんあると思います。よろしくお願いします!

 

 

↓ 『コロナ禍日記』の詳細は以下をご覧ください(通販できるネットショップへのリンクあり)。

 

tababooks.com

 

コロナ禍日記

 

著:植本一子、円城塔、王谷晶、大和田俊之、香山哲、木下美絵、楠本まき栗原裕一郎田中誠一、谷崎由依、辻本力、中岡祐介、ニコ・ニコルソン、西村彩、速水健朗福永信、マヒトゥ・ザ・ピーポー

 

四六判・並製・448ページ
定価 2,000円+税
ISBN978-4-907053-45-1
2020年8月13日発売
装丁 内川たくや

 

2020年春、新型コロナウイルスの蔓延により激変した私たちの日常。誰もが未知の事態のなか、人々はどんな生活を送り、何を思ったのか? 作家、漫画家、ミュージシャン、店舗経営者……日本、世界各地で暮らす17人が、コロナ禍数ヶ月の日々をそれぞれ記録した日記アンソロジー

生活と想像力をめぐる“ある種の”ライフスタイル・マガジン『生活考察』から新たに生まれる書籍レーベル「生活考察叢書」第1弾。

 

執筆者

植本一子(写真家)
円城塔(小説家)
王谷晶(小説家)
大和田俊之(音楽評論家/米・ボストン)
香山晢(漫画家/独・ベルリン)
木下美絵(出版エージェント/韓国・京畿道)
楠本まき(漫画家/英・ロンドン)
栗原裕一郎(評論家)
谷崎由依(小説家)
田中誠一(映画館経営)
辻本力(ライター、編集者)
中岡祐介(出版社・書店経営)
ニコ・ニコルソン(漫画家)
西村彩(カフェ経営)
速水健朗(ライター)
福永信(小説家)
マヒトゥ・ザ・ピーポー(ミュージシャン)

 

 

 

書評:稲田俊輔『おいしいもので できている』@SPA! & 『だいたい1ステップか2ステップ! なのに本格インドカレー』@QJWeb

<本日発売>

「週刊SPA!」5月25日号に、稲田俊輔著『おいしいもので できている』(リトルモア)の書評を書きました。

www.fusosha.co.jp

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人気南インドカレー店「エリックサウス」の総料理長の“偏愛”がたっぷり詰まった料理エッセイ集です。先だって「QJWeb」にアップされた、稲田さんの最新レシピ集『だいたい1ステップか2ステップ! なのに本格インドカレー』(柴田書店)の“作ってみた”書評を書いた際に読み、面白かったので紹介しました。どちらの本も面白く刺激的なので、ぜひ。

エッセイ集は、個人的に稲田さんが東海林さだおさん好きなことが分かって嬉しく、かつ「やっぱり」と思ったりしたのでした。私も大好きで、昔文芸誌にささやかながら東海林さだお論みたいなものを書かせてもらったことがあり。

 

↓これもめちゃ頑張って書いたので、ぜひご一読ください(20品以上作りました)。

 

qjweb.jp

 

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書評:小島庸平『サラ金の歴史』@SPA!、対談:カン・ハンナ×穂村弘@NHK短歌

<発売中>

昨日発売の「週刊SPA!」4月20日号に、小島庸平著『サラ金の歴史 消費者金融と日本社会』(中公新書)の書評を書きました。

www.fusosha.co.jp

 

これ、めちゃ面白い本です。

最近読んだ中でダントツ。

 

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<発売中>

NHK短歌』の穂村弘さんの対談連載「穂村 弘、対して談じる。」(聞き手・構成を担当)、4月号から3回に渡ってご登場いただくのは、タレントで歌人のカン・ハンナさんです。

www.nhk-book.co.jp

 

第1歌集『まだまだです』が、第21回現代短歌新人賞を受賞したことでも話題のカンさん。

短歌との出会いや、母国語ではない言葉で短歌を詠むことの大変さ、日韓関係への想いなどたっぷりお話を伺いました。

 

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対談:谷川俊太郎×高橋睦郎@文學界、Netflixレビュー×2@telling,、コラム「東京芸術祭2020」完結

<発売中>

文學界』2021年5月号の特集「詩とわたしたちの時代」で、詩人の谷川俊太郎さんと高橋睦郎さんの対談「雪のように溶ける詩を目指して」(司会:田 原さん)の構成を担当しています。

www.bunshun.co.jp

 

日本を代表する詩人であるお2人が、「老い」「性愛」「理想の詩」などについて、かなり赤裸々に語られています。高橋さんが過去の恋愛・肉体関係を「文学や芸能の世界と同じくらい、あるいはそれ以上の学びの場だった」とおっしゃられているところとか、「おお!」となりました。ご本人も「こんなこと話すのは初めて」とのこと。必読。

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<web>

「CINRA.JOB」のインタビュー連載「その仕事、やめる?やめない?」、第9回がアップされました。

今回お話を伺ったのは、歌人穂村弘さんです。

job.cinra.net

 

これまでエッセイでも拝読したり、時々取材でも伺っていたりしましたが、あらためてガッツリ会社員時代の話を聞きました。

しかし、ここまで「会社員やめて本当によかった!」が前面に出てくる仕事インタビューも珍しいかも(笑)。

もっとも個人的には、穂村さんの著作には会社員時代の経験があったからこそ書けたものも少なくないような気がしていて、そういうこともぶつけてみました。

ぜひご一読ください。

 

 

<Web>

「telling,」のNetflixレビューページ「熱烈鑑賞Netflix」に2本ドキュメンタリーのレビューを書いています(ここに上げ忘れていました)。

 

Netflix「猫イジメに断固NO! 虐待動画の犯人を追え」

telling.asahi.com

 

Netflix「事件現場から:セシルホテル失踪事件」

telling.asahi.com

 

 

<Web>

「東京芸術祭2020」(2020年9/30〜11/29)関連のテキストを、新たな観点から紹介するキュレーション・コラム連載、完結してます。

tokyo-festival.jp

 

作品に関してのみならず、豊島区在住者の目線からもいろいろと書いてます。豊島区ネタ、楽しかったのでぜひまたやりたいです。

 

 

書評:宮崎智之『平熱のまま、この世界に熱狂したい』@SPA!、対談:春日武彦×穂村弘(イラスト:ニコ・ニコルソン)「俺たちはどう死ぬのか?」最終回

<本日発売>

「週刊SPA!」3月2日号に、宮崎智之さんの新しいエッセイ集『平熱のまま、この世界に熱狂したい 「弱さ」を受け入れる日常革命』(幻冬舎)の書評を書きました。

 

www.fusosha.co.jp

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<web>

構成を担当している精神科医春日武彦先生と、歌人穂村弘さんによる「死」をめぐる対談連載「俺たちはどう死ぬのか?」(イラスト:ニコ・ニコルソンさん)、先日第15回がアップされました。

 

www.mag2.com

 

これまで「死」についてさまざまな角度から考えてきた本連載、ついに最終回です。

「じゃあ、逆に死なないとしたら?」という仮定から始まり、それぞれの考える「幸福」のカタチへと思索を巡らせていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。