『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

『生活考察』Vol.07、完成

『生活考察』Vol.07、完成しました。

 

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前号から「タバブックス」が版元になり、約5年ぶりに新規一転リスタートした弊誌ですが、1冊出してまた沈黙——とはならず、お陰様で今年も新しい号を出すことができました。

前号は久々ということもあり、かなり気合いを入れて作りましたが、今号もそれに負けないくらい頑張りましたので、テンション落ちることなく充実した内容になっていると思います。お楽しみいただければ幸いです。

 

11/24(日)の文学フリマで先行発売(ナ−37「仕事文脈」ブースにて)、11/27(水)頃から全国の書店およびAmazon等での販売がスタートする予定です。

また、11/30(日)に中目黒で開催される、独立系出版社が集まるブックイベント「Books & something 2019」でも販売します。

 

tababooks.com

 

目に痛いピンク色の表紙が目印です。内容は以下をご覧ください。

よろしくお願いします。

 

「生活考察」Vol.07 


話題の書き手たちの生活エッセイを多数収録し、読書界の注目を集める“ある種の”ライフスタイル・マガジンが最新刊を刊行します。ともすれば、あっさりと取りこぼしてしまう、ささやかな生活の断片。そこから導き出される「考えようによっては得るところがある」かもしれぬ<何か>ーー。「生活」を想像力で照射する雑誌、それが「生活考察」です。


辻本力編 
定価  本体1000円+税 
A5 判・128ページ
ISBN978-4-907053-38-3 
2019年11月27日
装丁 内川たくや


<寄稿>

有賀薫(スープ作家) 「名前のない家事〜ケアとシェアのすれ違い〜」

海猫沢めろん(小説家) めんどくさいしどうでもいい 第7回「整形」

円城塔(小説家) かきものぐらし 第7回

大谷能生(楽家) ディファレント・ミュージックス 第7回「ヴィンテージ・ホテルの鎮静効果 」

小澤英実(文学者) 「あたし、この戦争が終わったら……」 第7回「生活の、におい。」

温又柔(小説家) 「台湾人ごっこ

春日武彦(精神科医) 文章秘宝館 第2回「逆回転」

岸本佐知子(翻訳家) もにょもにょ日記 第2回

北村紗衣(批評家) 「あの服が着てみたいけど... 素敵なドレスの誘惑と抑圧」

栗原裕一郎(批評家) おまえはベイビー 第2回

恋幟モンゴロイド(Vampillia、ミュージシャン) 「人に見られたくない顔」

佐々木敦(批評家) 普段の生活 第7回「米を(あまり)食べない普段の生活 」

須藤輝(ライター) カラダのこと 第4回

谷崎由依(小説家、翻訳家) 「断酒日記」

辻本力(『生活考察』編集人、ライター、編集者) 「黒と白」

那倉太一(ENDON、ミュージシャン) 「逆備給2019夏」

林哲夫(画家/古本ライター) 好きなことだけして暮らしたい 第7回「ニセモノは厚化粧 美術品の真贋について」

速水健朗(ライター) 都市生活者のためのアーバン・ミュージック・ガイド 第6回「大規模気候変動とポップの職人」

福永信(小説家) 日付と時間のある文章 第7回「図版のある文章」

マメイケダ(画家) 「はだかの引っ越し」


<鼎談>
福田里香(菓子研究家)×三浦しをん(小説家)×トミヤマユキコ(ライター)
「女の生き様2020 『好き』と仕事と生活と」

「『好き』を仕事にする」とはよく言ったものだが、 言うは易く行うは難し。その実現の裏には、自身の 嗜好の徹底的な追及はもとより、熟考、葛藤、試行 錯誤、人生設計などなど、さまざまな積み重ねが 隠されている。菓子研究家、小説家、ライター——立場は違えど、その業界の最前線で「好き」に邁進 し続ける3人に、その極意を伺った。 


<座談会>
青木淳悟、太田靖久、鴻池留衣、 滝口悠生松波太郎
「“70〜80年代生まれ”小説家たちの生活と意見」

「文芸誌に掲載→書籍化」という王道パターンがある一方で、web連載、電子書籍、ZINEなど、小説の発表の仕方も多様化しつつある現在。それに伴い、小説家の仕事も宣伝・出版の領域にまで広がり、純粋に「書く」だけにとどまらなくなってきて久しい。「出版不況」と言われるこの時代に、小説家は、いかにして書き、生活をしているのか? 純文学のフィールドで活躍する5人の小説家たちが本音で語り倒す、これからの創作の在り方、本の売り方、必要なスキルや発想。

 

<対談>
カナイフユキ(イラストレーター、コミック作家)×ミヤギフトシ(現代美術作家) 
「『ひそやかな語り』への、近くて遠い道のり」

ジェンダーセクシュアリティをテーマに創作を続ける2人の作家。 セクシュアルマイノリティとして同時代を生き、さまざまな共通点を持つ彼らの考える「作品と自己」、家族観、これからの表現とは?

 

 
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