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2020年3月、コロナのせいで会期途中で中止となった「世田谷クロニクル1936-83」(於:生活工房 in キャロットタワー)。昭和の世田谷を映した84巻の8ミリフィルム(記録)と12人のフィルム提供者の語り(記憶)を手がかりに、今を生きる私たちの“現在地”を照らし出すことを試みたこの企画展を回顧するページが公開となりました。
私は、この中で「『記録』というトリガー、『記憶』という謎」という文章を寄稿してます。
元々は、同施設発行の季刊誌『季刊生活』に掲載されたものですが、こちらにも転載されることになりました。紙版もすごく素敵なデザインで最高でしたが、webでは動画(展示されていた8ミリフィルム)のリンクもあり、より展覧会の模様が伝わるような作りになっています。他にも、関係者の対談やイベントゲストの寄稿文など、充実の内容です。展覧会をご覧になられた方も、中止で見られなかった方も、ぜひご一読ください。
<発売中>
『NHK短歌』11月号に、穂村弘さんの対談連載「穂村 弘、対して談じる。」(聞き手・構成を担当)、女子プロレスラー・ハイパーミサヲさんのゲスト回、第2回が掲載されています。
短歌とプロレス、一見するとかなり距離があるように見える2つの関係を、心身の「痛み」というキーワードを軸に読み解いていきます。まとめた自分が言うのもナンですが、めちゃいい内容になったと思います。ぜひに。