『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

書評:有賀薫『スープ・レッスン2』@SPA!、対談:いとうせいこう×九龍ジョー@文學界、仕事文脈vol.17 ほか

最近やった仕事いろいろ。

よろしくお願いします。

 

<本日発売>

「週刊SPA!」12月15日号に、有賀薫『スープ・レッスン2――麺・パン・ごはん』(プレジデント社)の書評を書きました。

※まだ見本誌届いてないけど、たぶん載ってるはず。

 

久々のレシピ本書評です。

前作も簡単&美味しくて作りまくりましたが、続編となる本作も素晴らしい。

「+炭水化物」仕様となったことで、1皿でも満足感が高く、忙しい日のお昼ごはんとかにめちゃ重宝してます。

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<発売中>

文學界』(文藝春秋)2021年1月号で、いとうせいこうさんと九龍ジョーさんの対談「#MeToo時代のお染久松」の構成を担当してます。

www.bunshun.co.jp

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新作小説『夢七日 夜を昼の國』が刊行になったばかりのいとうさんと、伝統芸能の最前線に迫る評論集『伝統芸能の革命児たち』を上梓したばかりの九龍さんが、いとうさんの小説の話を軸に、古典芸能のアクチュアリティについて語り尽してます。

内容がたいへん充実していたため大幅カットするのが惜しまれ、編集部と相談の上、2回に渡っての掲載ということになりました。

より古典芸能の話に特化した第2回は、1ヶ月おいて、3月号での掲載を予定してます。乞うご期待。

 

<発売中>

編集と執筆で参加している『仕事文脈』(タバブックス)最新号、vol.17が発売になりました。

tababooks.com

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 今号は初の2特集制でお送りします。

特集1「ことばはどこに行く」では、作家/鍼灸師松波太郎さんへのインタビュー「言葉と身体の健康的な関係」の聞き手・構成、特集2「7年8ヶ月」では、「『座談会・30代独身男性の生活と意見』、その後」と題して、5年前に同誌で企画した座談会のアフターフォロー的インタビューを担当しました。お話を伺ったのは、ライターの須藤輝さん、宮崎智之さん、編プロ勤務の小野和哉さん(『恋と童貞』編集長)。

また特集2では、写真家で友人の松本美枝子さんに「世の中の動きと、自己の制作と働き方を振り返る」という文章を寄稿していただきました。自治体が母体となって開催されるアート・プロジェクトや芸術祭——いわゆる「地域アート」を取り巻く現状と課題、そこに関わるアーティストとしての想いなどを綴っていただきました。

それから、「インタビュー仕事」をテーマにした連載「『聞く』という仕事」の第4回も掲載されています。今回のテーマは、つい聞いてしまいがちな「ベタな質問」について。

 

<web>

「東京芸術祭2020」(2020年9/30〜11/29)関連のテキストを、新たな観点から紹介するキュレーション・コラム的なものを連続で書いています。

tokyo-festival.jp

芸術祭自体はすでに閉幕していますが、まだアップされていないものも含めて、寄稿はもうちょっと続きます。 引き続きよろしくお願いします。

 

<web>

構成を担当している精神科医春日武彦先生と、歌人穂村弘さんによる「死」をめぐる対談連載「俺たちはどう死ぬのか?」(イラスト:ニコ・ニコルソンさん)、現在、第11回まで更新されています。

 

以下のリンクは最新回。めちゃ面白いので、ぜひ。

www.mag2.com

 

<発売中>

NHK短歌』12月号も発売中です。

穂村弘さんの対談連載「穂村 弘、対して談じる。」(聞き手・構成を担当)、女子プロレスラーハイパーミサヲさんをゲストに迎えての回もいよいよ最終回です。

これまでに影響を受けた作品や、これからの「戦い方」についてたっぷり語っていただいてます。

www.nhk-book.co.jp

 

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