『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

永井玲衣×穂村弘『NHK短歌』、KIRINto「椀子ヴィンヤード」取材、鶴見済インタビュー『クイック・ジャパン』

<雑誌>

構成を担当している『NHK短歌』の穂村弘さんの対談連載「あの人と短歌」、今月号からご登場いただくゲストは、哲学研究者の永井玲衣さんです。

 

「自分の中で、哲学と詩歌はつながったものとしてある」という永井さんと、「かつて哲学者に憧れていた」という穂村さん。哲学的思考と韻文との関係に迫る全3回です。

永井さんのエッセイ集『水中の哲学者たち』(晶文社)とあわせて読んでいただけると、より深く味わえるのではないかと思います。

www.nhk-book.co.jp

 

 

<web>

KIRINのオウンドメディア「KIRINto」で、長野県上田市丸子地区陣場台地に広がるシャトー・メルシャンのブドウ畑「椀子ヴィンヤード」を取材しました。

お話を伺ったのは、植生生態学・景観生態学の専門家・楠本良延さんと、KIRINのCSV戦略部で環境コミュニケーションを担当する藤原啓一郎さん。

 

約8年間続いている、椀子ヴィンヤードでの生態系調査と植生の再生活動のお話を中心に、ワインのブドウ作りにおける生物多様の重要性について、今後「自然」について考える上でより重要になっていくであろう「ローカル」という視点について、たっぷり語っていただきました。

kirinto.kirin.co.jp

 

 

<雑誌>

『クイック・ジャパン』(太田出版)161号の第2特集「休み!の冒険」で、90年代の社会に大きな衝撃を与えたベストセラー『完全自殺マニュアル』の著者・鶴見済さんにインタビューしました。

 

長らく現代の「生きづらさ」問題にフォーカスし続けてきた鶴見さんの原点回帰的な新刊『人間関係を半分降りる 気楽なつながりの作り方』(筑摩書房、7月1日発売)のお話を交えつつ、“今”という時代を生き抜くための鶴見流「休みのススメ」を伺いました。

思えば、紙の方のQJでお仕事するのは初。編集担当の森田真規さん、『QJWeb』編集長・森山裕之さんと一緒に鶴見さんのご自宅に伺っての取材、という貴重な体験となりました。『完全自殺マニュアル』がベストセラーになっていた当時は、鶴見さんを取材する日が来るなんて思ってもみなかったわけで、何があるか分からないものです。

www.ohtabooks.com

 

<追記>

記事が、『QJWeb』に転載されました。ネットで読めるので、ぜひ。

qjweb.jp