『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

トークイベント告知:春日武彦×穂村弘×海猫沢めろん

久々にトークイベントを開催します。
ご来場を心よりお待ちしております。

生活考察 presents「僕らは大人になれたのか? これからの“成熟”考」
春日武彦精神科医)×穂村弘歌人)×海猫沢めろん(小説家)×司会:辻本力(生活考察)


日時:2018年8月26日(日) 17:00開演(16:30開場)
料金:2,000円(drink注文自由)
会場:荻窪ベルベットサン http://www.velvetsun.jp
予約:http://www.velvetsun.jp/new-events/2018/8/26/826-presents
※あまり大きな会場ではないので、事前にご予約いただければ幸いです。


生き方が多様化する現在、「大人」の在り方も、今と昔とでは様変わりしているように感じられます。
「結婚」「子育て」のようなライフステージも、あるいは、かつて成長と共に「克服すべし」と言われてきた事柄も、すでに絶対ではありません。
そのことで私たちは、これまでにない自由を得ましたが、同時に、明快なモデルの不在からくる「迷い」を抱えつつあるようにも思えます。
今の時代に「大人になる」「成熟する」とは、果たしてどういうことなのでしょうか?


本イベントでは、近著『鬱屈精神科医、占いにすがる』『鬱屈精神科医、お祓いを試みる』で絶賛人生回顧中の精神科医春日武彦さん、エッセイ集『現実入門』などで、社会的に「当たり前」とされている事象に対する違和感や苦手意識を綴られてきた歌人穂村弘さん、自身の育児経験を踏まえて書かれた新時代のイクメン小説『キッズファイヤー・ドットコム』が話題の海猫沢めろんさんのお三方に、現代における「大人像」について、たっぷりお話いただきます。


<プロフィール>
春日武彦(かすが・たけひこ)
1951年、京都府出身。医学博士。日本医科大学卒。著書に『無意味なものと不気味なもの』(文藝春秋)、『鬱屈精神科医、お祓いを試みる』(太田出版)、『精神科医は腹の底で何を考えているか』(幻冬舎)など。


穂村弘(ほむら・ひろし)
1962年、北海道出身。歌人。90年、歌集『シンジケート』(沖積舎)でデビュー。その後、短歌を中心に幅広い分野で活躍。『鳥肌が』で17年度の講談社エッセイ賞を受賞。最新作は、17年ぶりとなる歌集『水中翼船炎上中』(講談社)。


海猫沢めろんうみねこざわ・めろん
1975年、大阪府出身。小説家。『全滅脳フューチャー!!!』(太田出版)、『ニコニコ時給800円』(集英社)など著書多数。最新作『キッズファイヤー・ドットコム』(講談社)で第59回熊日文学賞受賞。


辻本力(つじもと・ちから)
1979年、茨城県出身。『生活考察』編集発行人。ライター、編集者。文化施設水戸芸術館」(機関誌『WALK』責任編集など)を経て、現在フリー。文芸・カルチャー・ビジネス系の媒体を中心にいろいろと執筆。


<生活考察とは>
2010年創刊。「生活と想像力」をめぐる、ちょっと脱臼気味のライフスタイル・マガジン。長きにわたって休刊状態にありましたが、今秋「タバブックス」を版元に復活予定。
公式ブログ:http://d.hatena.ne.jp/fiddle-stick/

「源妙寺」住職・渡邊源昇インタビュー(プレジデントオンライン)

「プレジデントオンライン」で、28歳で寺を開いた僧侶として話題の渡邊源昇さん(埼玉県越谷市「源妙寺」住職)にインタビューしました。


埼玉でゼロからお寺を始めた31歳の収入



ビジネス媒体ということもあって、お坊さんとお金の話という、ちょっとレアな内容になっています。
ご著書『お寺はじめました』(原書房)とあわせて、お読みいただければ幸いです。

『文學界』対談:柴崎友香×濱口竜介

<発売中>

文學界」(文藝春秋)9月号・特集「日本映画、ふたたび世界へ」で、柴崎友香さんと濱口竜介監督の対談「小説から映画へ──創造の秘密を語る」の構成を担当しています。


http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/index.htm



テーマはもちろん、9/1公開の映画『寝ても覚めてもについて。
15ページにわたって、たっぷりとお話を伺いました。


小説における「視覚的な表現」と、実際の映像表現との違いなど、小説と映画との差異をさまざまな角度から考える、ひじょうに面白い対談になっていると思います。
映画と共に、ご一読いただければ幸いです。


文學界2018年9月号

文學界2018年9月号

ハッピーアワー [Blu-ray]

ハッピーアワー [Blu-ray]

田中潤氏インタビュー連載「Aiの視座」スタート

新webメディア「ReVie.media」で始まった、AI開発者・田中潤さんのインタビュー連載「Aiの視座」の聞き手・構成を担当しています。



内容は、「AIを始めとする新たなテクノロジーと未来」みたいな感じで、ビジネスから恋愛、幸福論まで、さまざまな領域を行き来します。
現在、第3回までが公開となっています(毎週火曜更新)。


第1回 ブロックチェーンが個人の権限を拡張する


第2回 ブロックチェーンと脱・消費資本主義への道


第3回 ブロックチェーンと、これからの「信用」


田中さんには、たまたま「SPA!」の取材で伺ったのが最初で、その後「サイゾー」の対談に出てもらったりと急に付き合いが増えた感じなのですが、まさか連載に声をかけていただけるとは思ってもみませんでした(笑)。


ご一読いただければ幸いです。


雑誌「生活考察」 広告協賛のお願い

<広告協賛のお願い>


『生活考察』復活号(Vol.06)は、今秋の刊行を予定しています。
つきましては、今回も広告の協賛を賜りたく、心よりお願い申し上げます。


サイズもいろいろとご用意しております。
会社、お店、商品等の宣伝に、ぜひご利用ください。


ご質問・ご要望等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
何卒よろしくお願いいたします。

<サイズ・金額>


A…5,000円
B…10,000円
C…15,000円
D…20,000円


※モノクロでの掲載になります。
※完成後、見本誌1冊を送付いたします。
※これ以外のサイズをご希望の場合も対応可能ですので、お気軽にお問合せください。



※判型の変更(A5変形→A5正形)に伴い、以前告知した時から広告サイズが若干変わりました。


さらに!
「特に宣伝したいことはないが、応援してやってもいいぞ」という方に向けて、「応援コース 5,000円」というのも作ってみました。
こちらは、「生活考察」Vol.06(最新号)1冊進呈+「Special Thanks」欄にお名前をクレジット、をリターンとさせていただきます。


お問い合わせはこちらまで→ chikarat79@gmail.com(『生活考察』編集発行人・辻本力)

書評:崇山祟『恐怖の口が目女』

<本日発売>

「週刊SPA!」 7月31日号に、崇山祟『恐怖の口が目女』(リイド社)の書評を書きました。


http://www.fusosha.co.jp/magazines/detail/4910234550782




一見すると古典的なホラー漫画風ですが、さにあらず。
巻末で語られる著者の人生までも含めて「!」の連続、超絶展開をお楽しみあれ。

書評:パリッコ『酒場っ子』

遅ればせながら、「日刊サイゾー」にパリッコさんのエッセイ集『酒場っ子』(スタンド・ブックス)の書評を書きました。


http://www.cyzo.com/2018/07/post_169825_entry.html



現行の「読めば飲みに行きたくなる酒場エッセイ」の最高峰、マジで素晴らしい本です。
パリッコさんの文章はミニコミ時代から拝読していますが、いい意味で洗練されてきているなぁと素直に感動しました。
読んでると、目頭の熱くなるシーンがさりげなく挿入されたりしていて、ニクすぎます。