『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

『仕事文脈』vol.9「ごはんと仕事」

タバブックスが発行する、仕事と生き方をめぐる雑誌『仕事文脈』最新号(vol.9)に、編集協力的な関わり方をしつつ、記事を2本書きました。


http://tababooks.com/books/shigotobunmyakuvol-9



今号の特集は「ごはんと仕事」。


私が書いたのは、お腹が弱いことと仕事の話をからめた、ちょっと恥ずかしいエッセイ「腹弱」と、多様な食の在り方を取材した「ごはん、マイウェイ」コーナー内の取材記事です。
後者の企画でお話を伺ったのは、学生時代のバイト仲間で、現在美術作家として活動している友人・原大記氏(写真も、これまた当時のバイト仲間である大橋祐太氏に撮ってもらいました)。
彼は「ひとりでしか安心して食べられない」人でして、付き合いは古いのに、ものを食べている姿をまったく見たことがありませんでした。
とはいえ、生活していれば、人と食事をせざるを得ない局面もあるはず。
どうやってそういう場面をやり過ごしているのか? そして、なぜそうなってしまったのか?
前々から気になっていることでもあったので、せっかくの機会だしと話を聞いてみたところ、思っていた以上にヘヴィな過去があることが判明し……。


ご一読いただければ幸いです。


取扱店はこちら。


そして、目次等は以下です。

仕事文脈 vol.9


定価 本体700円+税 
A5 判・96ページ 
ISBN978-4-907053-15-4
2016年11月


特集:ごはんと仕事

ごはんを仕事にしてる人、仕事する人のごはん、はたらかないで食べてる人。
ものすごくこだわっても、全然気にしなくても、みんなごはんは食べる。
あるいは「食うために働く」「そんな仕事で食べられるのか」という物言いにちょっと立ち止まってみたり。
食べることから考えてみた仕事のいろいろ。


特集
ごはんと仕事 コッコたちのことについて。  河本順子
小さなベジ屋のワークシェアの話  小田晶房(なぎ食堂)
ごはん、マイウェイ  編集部
発酵と培養のリズム 盆踊りは灯をともしに行く役目  小林野渉
ブラックニッカ日々  スズキナオ(チミドロ)
ルポ・BAR「半年」のママになってみた  丹野未雪
子ども食堂に行ってみた「油揚げ」と「桜本こども食堂
ブリトー・川崎・クラフトビールポートランド and more  
ごはんで見つめる「きれいごと」  新保あずさ
食事と生き恥 餅井アンナ
腹弱 辻本力 シカ人間の精神―危機のときほど、遊んでしまえ 栗原康
#ごはんと仕事


連載
仕事回文 杉野あずさ・里鵜ミリン
【新連載】 虹色眼鏡  チサ
バンクーバーと仕事・ 人生の手札  太田明日香
これも仕事だ!日記・ 南陀楼綾繁  
あちこちふらふら・お仕事放浪記 まきせ記子
文脈本屋さん・ 千駄木往来堂書店
無職の父と田舎の未来・ 文化のための「食っていく」コストと、プラットフォームについて。さのかずや
わけられない仕事と生活 宮川真紀