『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

『仕事文脈』 vol.10

仕事と生き方をめぐる雑誌『仕事文脈』 (タバブックス)、最新号(vol.10)出ました。
今回も編集で協力しつつ、記事を書いたり、座談会に立ち会ったりしました。


http://tababooks.com/books/shigotobunmyaku-vol10



今号のテーマは「Don't work too hard.」。
電通社員の過労死などが大きなニュースになったりと、近年大きく取り上げられている「働き過ぎ」問題に、『仕事文脈』的なアプローチで迫ります。


執筆したのは、<標準モデル「外」世帯の仕事と生活>というコーナー。
古い友人で、現在ベトナム系カナダ人の夫とともに、モントリオールを拠点に映像制作の仕事をしているたどころやすこさんを取材しました。
どのくらい古い付き合いかというと、僕が学ラン着て高校に通っていた頃からなので、かれこれ20年くらいになりますでしょうか(知り合った当時、彼女は地元の茨城県水戸市内でもっともガイブン等の品揃えのよかった書店でアルバイトをしていました。懐かしい)。
海外で、フリーランスとして働く彼女に、日本とカナダとの労働観の違いや、あるいは「アーティストだから、好きなことを仕事にしているから」といって、いろいろ我慢することなく生きていくための心得などを伺いました。
ちなみに、同コーナーには、私の雑誌『生活考察』の販売でお世話になった横浜の書店&マッサージ店「猫企画」の寺田夫妻の姿も。


それから、座談会「表現×仕事×余暇」では、仕事をしながらも、着々と「自分の時間」を作って好きなことを続けている方たちにお集まりいただきました。
先日刊行され、私も編集と執筆で参加したリトルプレス『歩きながら考える』の編集長・谷口愛さんにもご参加いただき、面白いお話をたくさん伺いました(私が参加したのは、別冊『酔いながら考える』の方)。


他にも、「プレスラボ」の小川たまかさんや、フリーライターの宮崎智之さんなどによる、面白い原稿がたくさん収録されています。


公式発表では5/12から販売開始とのことですが、ツイッターを見る限り、ぼちぼちと店頭に並び始めた模様。
よろしくお願いします。