『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

呑んべえは電気ブランの夢を見るか?

あああ、友人アーティストの展覧会にも行けていない(ギャラリーが開いているのが週末で、だいたい週末は身動きの取れないことが多い)。
というか、このところ、本当に人に会っていない。
ひたすら仕事、帰って酒飲みながらDVD観るか本読むか、そんな日が続いている。
いかんいかん、外にも出なければ。


今日は書影用の本を探しに書店をいくつか回る。
2冊はあったが、目標分には満たず。
歩いていると、偶然駅前のデパートで古書市が開かれていたので、軽く覗く。
『下町』(昭和53年初版、朝日新聞東京本社社会部)と河野典生・著『陽光の下,若者は死ぬ』(昭和48年初版、角川文庫)購入。
『下町』(田村義也の装丁が素敵)の冒頭を読み、電気ブランを久々に試してみたくなった。
そうか、ウィスキーみたいに、ビールをチェイサーに飲まれてたのか。
でも、それをヘッド・ロッカーとして薄めずに飲む戦後を生きた人々の短いエピソードにグッとくる。