『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

神保町・古書祭り&魚三酒場

神保町の古書祭りへ。
引き続き、書影用の書籍を探して。
強引なおっさん連に負けじと露店に向かう。
けっこう早い段階で必要なものの2/3まで揃うが、あと少し及ばず。
個人的な本はほぼ買わず。


神保町といえばカレーである(私を知る人は、そんなこと関係なくいつもカレーじゃあないかと言うかも知れないが)。
最近、「共栄堂」率が高かったので、たまにはと、久々に「カーマ」でチキン・カレーを。
滋味溢れるサラサラ・カレー。
大辛にしようと思っていたのに、注文時に伝え忘れた。


夕方に新宿に移動。
ジュンク堂紀伊國屋と回り、諸々済んだころにはすでに日が暮れている。


軽くひっかけて帰るかと、これまた久しぶりに門前仲町の「魚三酒場」へ。
一人だから、それほど待つことなく1階カウンターに座れた。
この頃それほど量を食べないので、いさき刺、カキフライ、アラ煮で充分、3合ほど日本酒を呑んで1,500円也。
やはり死ぬほど安い。
だって、日本酒一合200円していないし、殆どない骨のない(!)粗煮は50円だもの(なおかつ50円とは思えないボリューム)。


この店、コの字カウンターになっているのだが、その日満席のカウンターには、向かい側に座ったおじさんと私しか、一人客はいない。
なにやら人と話したそうな様子のおじさん。
もし隣同士だったら、ほぼ間違いなく私に来たところだろうが、私との間の空間は店員がひっきりなしに横断するため、隣のカップルに狙いを定めたようである。
若干憮然とした様子の男に対して、女性の方はいい塩梅にというか、ほどほどの感じで接している。
こういうコミュニケーション具合は、見ていて気持ち良い。
それにしても男! 勧められた水割り、女性に回さず自分で飲みなさい。