文芸・音楽評論家の円堂都司昭さんとライターの近藤正高さんの対談を企画・構成しました(エキレビ)。
グラウンドで女子高生が次々に倒れる事件から「終末カルチャー」が(前編)
なぜこの組み合わせかといえば、ほぼタイミングを同じくして、戦後日本の歩みをサブカルチャーを通して振り返る著書を発表れたから。
円堂さんの『戦後サブカル年代記――日本人が愛した「終末」と「再生」』(青土社)は五島勉の『ノストラダムスの大予言』を始めとする「終末カルチャー」を、近藤さんの『タモリと戦後ニッポン』(講談社現代新書)は「タモリ」という国民的タレントを軸に戦後史を展開しています。
何かと共通点がありながら、それでいて異なる感触を与えるこの2冊を話題の中心に、2人の関心事や執筆のモチベーションなどについて話を伺いました。