徳川セックス禁止令〜色情大名〜

友人のサプライズ誕生会。
改めまして、おめでとうございます。
しかし、仕掛け人、お疲れさまでした・・・大変でしたね。

プレゼントは、かなり個人的チョイスゆえ、気に入ってもらえるかどうか自信なし。

夜中、急に何か映画が観たくなり、VHSが詰まったダンボール箱をがさごそ。
すると・・・おお！　目に飛び込んできたのは『徳川セックス禁止令〜色情大名〜』というタイトル。
３年に１回くらいのペースで何となく観てしまう鈴木則文監督の名（迷）作なり（DVDは出ていない模様）。

女嫌いで有名なとある田舎大名が、徳川家からお嫁さんを迎える。
武道一筋、尊敬する大名は織田信長という大名の女嫌いは筋金入り、子作りを拒否。
困った家臣は、ならば殿様を女好きにするしかあるまいと、娼館を営む男（弾圧された経験有りの元キリシタン）に相談。
男は、特別に取り寄せた異国人形ことフランス娘・サンドラを殿様に。
すると・・・女嫌いはどこへやら、すっかり女狂いにおなりあそばす。
性の喜びを知ってしまった殿様は、「下々の者たちは、このような快楽を貪っていたのか・・・許せん！」と、「セックス禁止」の法令を出す。
破った者は死刑！とのことで、町は大混乱に・・・

ってな内容。
お気楽なエロ・コメディだが（バックにはイージーリスニングが流れている）、進むに連れて雲行きが怪しくなってくる。
裸体に映されたキリスト像（格好いい）、あまりのマヌケさに脱力・爆笑のカタコト劇中歌（フレンチ・ポップ風。歌うは先述のサンドラ。タイトルは「ジュテームはさよならの始り」。数年前に和物コンピに収録されてたな、買っておけばよかった）を経て、凄まじい（大袈裟か）エログロの世界に。
裸体のオンパレード！　血が流れ首が飛ぶ！
で、「性の規制はよくない」というメッセージがバーンと出て完。
この狂っぷりに匹敵するのはラス・メイヤーの『ワイルド・パーティー』くらいか（じっさい、近いものを感じなくもない）。

しかし、山城新伍いいなぁ。
いやらしいことやるだけやって、いつの間にかにいなくなってる。

あ、コンピ盤、まだ買える。

やさぐれ姐御伝 総括リンチ~やさぐれ歌謡最前線