<本日発売>
「週刊金曜日」3月16日号に、『ブラック・メタル サタニック・カルトの30年』(ダイヤル・パターソン:著、島田陽子:訳、川嶋未来(SIGH):監修、DU BOOKS)の書評を書きました。
http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002519.php
本書は、「ブラック・メタル」という過激で不敬なアンダーグラウンド音楽が、世界規模でポピュラリティを獲得していくまでの約30年間を追った大著。
http://diskunion.net/dubooks/ct/detail/DUBK170
パンク的な初期衝動に満ちた黎明期から、ノルウェーで起こった血なまぐさい「セカンド・ウェイヴ」期を経て、成熟・多様化するブラック・メタルを、一音楽ジャンルという枠を超えて「カルチャー」として論じたスケールの大きな音楽ドキュメント本です。
監修は、日本を代表するブラック・メタル・バンド「SIGH」の川嶋未来氏が担当されたので、内容も折り紙つきです(なお「SIGH」は、本書で唯一1つの章を割いて取り上げられた日本のバンド)。
さらに、日本版の編集は『ブラック・メタルの血塗られた歴史』(メディア総合研究所)の編集も担当された大久保潤氏だったりと、しかるべき布陣で作られた感のある一冊ですね。
書評ともども、ご一読いただければ幸いです。
- 出版社/メーカー: 金曜日
- 発売日: 2018/03/16
- メディア: 雑誌
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- 作者: ダイヤル・パターソン,川嶋未来(SIGH),島田陽子
- 出版社/メーカー: DU BOOKS
- 発売日: 2017/12/15
- メディア: 単行本
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