『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

構成担当:『不安な個人、立ちすくむ国家』(文藝春秋)

<本日発売>

経産省若手プロジェクト『不安な個人、立ちすくむ国家』(文藝春秋)



経済産業省の20〜30代の若手官僚が中心となってまとめた報告書「不安な個人、立ちすくむ国家 〜モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか〜」。
瞬く間に150万ダウンロードを記録し、大きな話題となったレポートの完全版が、この度書籍として発売されました。


「居場所のない定年後」「望んだものと違う人生の終末」「母子家庭の貧困」「非正規雇用・教育格差と貧困の連鎖」「活躍の場がない若者」といった分析やそれに基づく提言は、ネット上で賛否両論沸き起こしました。
本書では、レポートにたくさんの注釈を加え、よりわかりやすくなった他、若手官僚メンバーへの個別インタビュー(ライターの大山くまおさんが担当されています)、さらには解剖学者の養老孟司さん、経営共創基盤代表取締役CEO冨山和彦さん、批評家の東浩紀さんと若手プロジェクトメンバーとの座談会を収録。
レポートをもとに、一冊を通して、突っ込んだ議論が展開されています。


私は、養老孟司さん、冨山和彦さん、東浩紀さんと若手プロジェクトメンバーとの座談会の構成を担当しています。
話の展開は、まさに三者三様で、ひじょうに多様かつ読み応えのある内容になったと思います。


そして何より、元になったレポートも「完全版」と謳うだけあって、めちゃくちゃ読みやすくなり、かつ内容的にも濃いものになっていると思います(編集の浅井茉莉子さん、お疲れ様でした!)。
すでにPDFでご覧になられている方も、ぜひもう一度読んでみてください。


詳しくはこちらを。


よろしくお願いします。


不安な個人、立ちすくむ国家

不安な個人、立ちすくむ国家