『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

『コロナ禍日記』(タバブックス)発売

<発売!>

4月くらいから作っていた日記アンソロジー『コロナ禍日記』(タバブックス)が発売になりました。

 

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コロナ禍日記

四六判・並製・448ページ
定価 2,000円+税
発行 タバブックス
ISBN978-4-907053-45-1
2020年8月13日発売
装丁 内川たくや
編集 辻本力

 

2020年春、新型コロナウイルスの流行により激変した私たちの日常。感染者・死亡者は日に日に増加し、経済活動は停滞、コミュニケーションも制限された。誰もが未知の状況のなか、人々はどんな生活を送り、何を思ったのか? 作家、漫画家、ミュージシャン、店舗経営者......日本および世界各地で暮らす17人が、コロナ禍数ヶ月の日々を記録した日記アンソロジー
生活と想像力をめぐる“ある種の”ライフスタイル・マガジン『生活考察』から新たに生まれる書籍レーベル「生活考察叢書」第1弾。

 

執筆者:
植本一子(写真家)
円城塔(小説家)
王谷晶(小説家)
大和田俊之(音楽評論家/米・ボストン)
香山哲(漫画家/独・ベルリン)
木下美絵(出版エージェント/韓国・京畿道)
楠本 まき(漫画家/英・ロンドン)
栗原裕一郎(評論家)
田中誠一(映画館経営/出町座)
谷崎由依(小説家)
辻本力(ライター、編集者)
中岡祐介(出版社・書店経営/三輪舎、本屋・生活綴方)
ニコ・ニコルソン(漫画家)
西村彩(カフェ・ライブハウス経営/RR-coffee tea beer books、LIVEHOUSE FEVER)
速水健朗(ライター)
福永信(小説家)
マヒトゥ・ザ・ピーポー(ミュージシャン/GEZAN)

 

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<読者の皆様へ>

本書には、「当たり前」の日々が次第に変容していく中で生まれる、戸惑い、悲しみ、怒りといったさまざまな感情が生々しく記録されています。業界によって異なる対コロナの活動や新しい働き方の模索は、緊急事態宣言解除後も事態が終息しない今、「これから」を考える上で示唆に富んだ視点がたくさん内包されていると思います。また、アメリカ、イギリス、韓国、ドイツでのコロナ対策やロックダウン下の日常、あるいは差別の問題など、日本に先駆けて深刻な状況に陥った海外の様子を知ることができるのも特徴です。渦中にある現在だけでなく、後年「こんな時代があった」ということを知る上でも貴重な資料ともなり得る、充実した内容となりました。ぜひお手に取っていただけたら幸いです。
また本書は、生活と想像力をめぐる“ある種の“ライフスタイル・マガジン『生活考察』から新たに生まれた書籍レーベル「生活考察叢書」第1弾として刊行されます。この日記本を読んで、雑誌の方にも興味を持っていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

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 <『コロナ禍日記』先行公開日記>
8月13日の刊行に先駆けて、収録日記の一部を順次公開していました(気になった方は、試し読み的にご覧ください)。
https://note.com/tababooks/m/me67d21c4ed85