『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

ミヤギフトシ氏インタビュー@サイゾー

<本日発売>

 

『月刊サイゾー』2019年6月号で、現代美術作家のミヤギフトシさんにインタビューしてます。

 

cyzo.co.jp

 

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内容は、ミヤギ氏初の小説集『ディスタント』(河出書房新社)について。

沖縄出身の主人公がニューヨークに渡り、自身のセクシャル・アイデンティティに関する写真プロジェクトを手がけるーーという、私小説的なカラーの濃い青春小説の傑作です。

表現ジャンルを変えながら、ジェンダー、人種、文化といったさまざまな「ボーダーライン」を描き続ける理由についてお話を伺いました。

本当に素晴らしい小説なので、ぜひ。

 

 

ディスタント

ディスタント

 

 

『仕事文脈』vol.14「IT、AI、IoT、えっ?」

<発売中>

 

『仕事文脈』(タバブックス)最新号、vol.14が発売になりました。

今回も編集と執筆を担当してます。

 

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tababooks.com

 

特集は「IT、AI、IoT、えっ?」。

『仕事文脈』なりのテクノロジー特集です。

 

今やIT抜きに私たちの仕事も、生活も成立しないといっても過言ではありません。

一方で、「AI(人口知能)でこんなすごい未来が!」といった賞賛から、「AI(人工知能)が仕事を奪う?」といった脅威論まで、さまざまな意見が入り混じり、期待と不安で「どっちなの!?」となっている人も少なくないのでは。

今回の特集では、新しい技術が私たちの生活をどのように変えるのか、あるいは変えつつあるのか、さまざまな角度から考えてみました。

 

仕事文脈 vol.14
定価  本体700円+税 
A5 判・96ページ 
ISBN978-4-907053-34-5
2019年5月12日発売
装丁 永井ミキジ
装画 makomo

 

特集:IT、AI、IoT、えっ?
これからAIが発展して、今ある仕事が半分くらいなくなるとか。
ITとかIoTとか使いこなせるかどうかで将来が決まるとか。
スマホ、仮想通貨、音声認識、べんりな先に何がある?
ディストピアでも夢の話でもない、今のわたしたちとITとかのいろいろ
 
◎ 特集
仕事と余暇について 海猫沢めろん(作家)
AIを通して考える「政治家の仕事」のミライ 水谷瑛嗣郎(関西大学准教授)
AI時代の「個人」と「仕事」田中潤人工知能研究者)インタビュー
インディーズ・AI・アーティスト 田島ハルコ/Ai.step/バズの囁き インタビュー
管理部こそギークであれ 菅間碧(会社員)
無職とIT 丹野未雪(フリー編集者)
小説・C、V、E 兼桝綾
あなたのサブスク教えてください
IT立国/先進国でのくらし
IT、AI、IoT、えっ?と思って読んでみた本
 
◎ 連載 
【新連載】「聞く」という仕事 辻本力
Upić się warto(酔っ払うことに価値がある) 浪花朱音
さわる社会学 堅田香緒里
35歳からのハローワーク  太田明日香 
虹色眼鏡 チサ
無職の父と、田舎の未来について さのかずや
仕事回文 杉野あずさ・里鵜ミリン
文脈本屋さん 百年
  そのほか

 

どんなサブスクを使っていて、どんないいことがあって、どんなところに不満を持っている? といったことに答えていただいたアンケート企画「あなたのサブスク教えてください」 では、漫画家のうめさん、米光一成さん(ゲーム作家)&アライユキコ(フリー編集者、「エキレビ!」編集長)らにご参加いただいてます。

 

そして、今回から「『聞く』という仕事」という連載を始めました。

「何か仕事をテーマにした連載を」とのお話をいただいて、どうしようかと考えていたところ、「自分の仕事って、『人に話を聞く』ことの割合がかなり多いな」と気づき、そんなようなことについて書いてみることにしました。

そもそもあまりコミュニケーション能力に長けた人間ではない私が、どうやって「人に話を聞く」という仕事をしているのかーーみたいな内容になると思います。

ご笑覧ください。

 

 

 

 

 

 

5/2 トークイベント「ひとり出版の始めかた」@水戸芸術館

GW(5/2)に昔の職場・水戸芸術館トークします。

 

座談会「ひとり出版の始めかた」
 

近年、個人による小さな出版社や出版物が増え、そこから話題の本が数多く生まれています。雑誌「生活考察」の辻本力さんと「本を贈る」を上梓した三輪舎の中岡祐介さんが、ひとり出版の面白さを語り合います。

5/2(木・祝) 16:00~17:30
定員:30名(申込不要・先着順・無料)
話し手:辻本力(生活考察 代表)、中岡祐介(三輪舎 代表)
聞き手:松本美枝子(写真家)

会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー

 

暮らしの「オルタナティブ」を発信する出版社「三輪舎」の代表・中岡祐介さん、谷川俊太郎氏との共著『生きる』(ナナロク社)などで知られる写真家・松本美枝子さんと、ひとり出版の面白さ、大変さ、可能性などについてお話しします。

予約不要(先着30名)・無料です。

 

中岡さんと初めてお会いしたのは昨年のことで、同郷(隣町)であること、共通の友人に松本さんがいることを知って、「へぇ〜!」となったのですが、まさかこんなにすぐにお話しする機会が巡ってくるとはびっくりです。

 

これから何かを初めてみたい、と考えている人にとっての、刺激やきっかけになれば幸いです。

ご来場を心よりお待ちしております。

 

あ、当日、会場でバックナンバーも販売しますので、あわせてよろしくお願いします。

『アイドランク』書評@SPA!

<本日発売>

 

『週刊SPA!』4/16号に、『アイドランク』(原作:宮場弥二郎、漫画:さきしまえのき、フレックスコミックス)の書評を書きました。

 

www.fusosha.co.jp

 

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ざっくり言うと「アイドルがお酒を飲む漫画」でして、そう聞いて思い浮かべる内容そのまんまな話が展開するのですが……それだけだったらわざわざ紹介しません。

とにかくアルコールの量がハンパない。

さらに、アイドルなのに飲み様が凄まじく、ほとんどアル中状態なのもヒドくて最高です。

しかも、巻が進むにしたがって、酒量はどんどん増え続けていくという……。

今イチオシのかわいく狂った酒漫画です。

ぜひぜひ。

 

SPA!(スパ!) 2019年 4/16 号 [雑誌]

SPA!(スパ!) 2019年 4/16 号 [雑誌]

 
アイドランク(1) (メテオCOMICS)

アイドランク(1) (メテオCOMICS)

 
アイドランク(2) (メテオCOMICS)

アイドランク(2) (メテオCOMICS)

 
アイドランク(3) (メテオCOMICS)

アイドランク(3) (メテオCOMICS)

 

 

最近の仕事

<発売中>

バタバタしてて告知しそびれてましたが、お手伝いした本が出ました。

 

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www.nhk-book.co.jp

 

同社の新たなシリーズ「学びのきほん」の第一弾です。

国語辞書編纂者として、日本語のエキスパートとして知られる飯間さんが、誰もが経験する「会話の行き違い」「言葉のつまずき」の原因と対処法を、さまざまな事例や言葉の歴史をもとに解説します。

言葉の根っこを学びながら「言葉との付き合い方」を身に付ける、知的で実践的な日本語入門書です。

 

 

<記事掲載>

「Business Journal」で、『アフター1964東京オリンピック』(サイゾー)を上梓されたカルロス矢吹さんにインタビューしました。

 

biz-journal.jp

日本の高度経済成長のシンボルとして長らく神格化されてきた「1964年東京オリンピック」の実情を、当時の選手ら12人の証言をもとに検証した『アフター1964東京オリンピック』。

著者の矢吹さんに、64年東京五輪期以降のスポーツ界、およびいよいよ来年に迫った2020年東京五輪についてお話を伺いました。

 

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トーク関係>

「雑誌のつくり方・続け方」(3/2、ブックフェア「ポトラ」、「仕事文脈」宮川真紀氏との対談)

 

「ひとり雑誌、はじめの一歩 〜 企画って何?」(3/30、於:Bookshop traveller、「仕事文脈」宮川真紀氏との対談)

 

「その仕事、やめる?やめない?」(3/24、於:Book Lab Tokyo、作家・くらもちあすか氏、ファッションブランド「sneeuw」代表・雪浦聖子氏との鼎談、CINRA JOB企画)

 

いずれも終了しました。

たくさんのご来場、誠にありがとうございました。

次の喋り仕事は、5/2に「水戸芸術館」(茨城県水戸市、昔の職場っす)の予定です。

よろしくお願いします。

元株芸人・井村俊哉氏インタビュー@SPA!

<本日発売>

『週刊SPA!』3/12号で、 元・株芸人の井村俊哉さんにインタビューしてます。

 

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www.fusosha.co.jp

 

お笑いトリオ「ザ・フライ」のメンバー&株芸人としての活動を経て現在、投資で資産1億円を達成、「億り人」となった井村俊哉さんに、コスパを追求する極意、お金と幸福の関係、そして芸人時代のお話を伺いました。

個人的には、お笑い以外に趣味や一芸を持つことで人気を得る「●●芸人」という、いまや一大潮流となって久しい芸人の活路について聞けたのは良かったなーと。

紙幅の関係でカットしてしまいましたが、飲食店レビューとかに散見される「コスパ」という言葉から漂うさもしさ、「そればっかり言うなよ」「原価気にしすぎじゃない?」と残念に感じてしまうことも正直にぶつけてみました。

井村氏曰く「僕の言うコスパは、あれともちょっと違うんですよね。もちろん一理はあるし、お金を考える上での第一歩としては大事な視点ではあると思います。でも、そればかり見ていると、結局その人自身の感じ方や満足度からは離れていってしまう。本当に大事なのは、そこじゃないんですよね」とのことでした。

入れたかったな。

 

ご笑覧ください。

 

 

 

トークイベント「雑誌のつくり方・続け方」@ポトラ3/2(土)

3月2日(土)に開催するブックフェア「ポトラ」で、タバブックス代表&雑誌「仕事文脈」編集長の宮川真紀さんとお話します。

 

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雑誌のつくり方・続け方
by 『生活考察』辻本力× 『仕事文脈』タバブックス

 

というわけで、今週末の開催です。

ネットや文フリなどで販売も容易になり、雑誌を創刊すること自体のハードルはだいぶ低くなった昨今。

でも、本当に大変なのはむしろそこから。

現に私の雑誌『生活考察』も、昨年の復刊までに約5年の空白期間があったりします……。

テンションをどうやって保つのか、お金はどうするのか、ネタはどうやって集めるのか……等々、2誌の編集人がその裏舞台、魅力をたっぷり語ります!

雑誌を継続するなかで得られるもの、そして見えてくるものとはーー?

お客さんの質問にもお答えしますし、宮川氏より、その場で使えるお得なプレゼントもあるっぽいです。

ご来場を心よりお待ちしております。

 

時間 15:30~17:00
会場 桜神宮会館(桜神宮内)・2階セッションルーム ※東急電鉄 田園都市線 桜新町駅下車2分
申し込み 事前予約
チケット代 1,500円

詳しくは以下のリンクをご覧ください。

www.potora.club