『生活考察』編集日記

辻本力。ライター・編集者。『生活考察』編集人。お仕事の依頼は chikarat79@gmail.com まで。

『スピン』(河出書房新社)ほか、最近の仕事まとめ

最近の仕事のまとめです。

 

<ルポ・エッセイ>

本日発売。

河出書房新社創業140周年のカウントダウン企画の新雑誌『スピン』(河出書房新社)の「紙の話」という連載企画に寄稿しました。

タイトルは「印刷の現場で考えた、紙媒体と仕事の“これから”」。

神田神保町の、書籍の付き物を得意とする老舗印刷会社「方英社」さんを取材させていただきつつ、紙媒体と自分の仕事の未来についていろいろと考えました。

このご時世に、紙の、しかも新しい媒体で書く機会に恵まれて嬉しいです。

『スピン』は、毎号使われる紙が異なるという面白いコンセプトがあり、今回は目次部分に使われている「タントセレクト」という紙が、あまり雑誌などでは見ないこともあり「おお!」となりました。細かな格子状になっていて、そのエンボスの触感が気持ちいい。また、表紙のポール・コックスさんによる桜の絵と「ポルーフ くるみ」という紙の組み合わせも素敵です。

めちゃ充実した内容な上に、税込330円(!)という狂ったお安さなので、ぜひぜひご購入を。

以下の内容紹介ページに、書誌ページなどのリンクもあります。

prtimes.jp

 

<ルポ・エッセイ>

文學界』(文藝春秋)2023年3月号・特集「滝口悠生の日常」に、「散歩 風景の一部になってみる──ルポ秋津散歩」というルポ・エッセイを書きました。

作家の滝口悠生さんと一緒に、彼のデビュー作「楽器」の舞台となった西武池袋線秋津駅周辺を散歩した記録です。けっこう私的な話も書いていたり。

www.bunshun.co.jp

 

<イベント・終了>

岸本佐知子さん、柴崎友香さんをお招きしての 『失われた“雑談”を求めて』(タバブックス)刊行記念トークイベント「雑談の続き」、無事終了しました。

文字通り、ひたすら雑談をしながら「雑談の楽しさ・大事さ」を実感しまくった約1時間半でした。

リアル・オンライン合わせて80名以上の方に視聴いただきました。

「雑談」イベントはぜひまたやってみたいので、ウチでやらないか、みたいなお話があれば、ぜひぜひお声かけください。

雑談はまだまだ続きます。

 

なお、イベントの模様は、以下からアーカイブ視聴(有料・〜4/2)できますので、「見逃した!」という方はぜひご利用ください。

https://bbarchive230301.peatix.com/

 

<イベント・終了>

エリックサウス稲田俊輔さんの最新レシピ本『ミニマル料理』(柴田書店)刊行記念イベント@ジュンク堂書店池袋本店、無事終了しました。

 

聞き手として、レシピ完成に至るまでの実験秘話をたくさん伺うことができました。

リアルとオンラインで100名以上(!)にご視聴いただいたとのこと、ありがとうございます。

なお、今回のイベントの内容も踏まえつつ、後日「QJWeb」に書評を書きます。

稲田俊輔さんと。

 

 

<web>

東長崎の人気カフェ「Mia Mia Tokyo」の店主ヴォーンさんにインタビューしました。

 

お客さんとのコミュニケーションや地域との関わりなど、お店づくりにおいて大事にされていることを伺いました。

媒体は、オフィス家具で知られる株式会社オカムラのメディア「OKAMURA Lifestyle Store」です。

lifestylestore.okamura.co.jp

 

<web>

「CINRA」で、作家の吉本ユータヌキさんにインタビューしました。

 

2月に出版された『「気にしすぎな人クラブ」へようこそ』(SDP)の内容を軸に、吉本さんを救った「コーチング」について、理想のコミュニケーションの在り方について等、たっぷりお話を伺っています。

www.cinra.net

 

<web>

家電メーカーとしておなじみのパナソニックが、じつは20年以上にわたって手掛けているのが介護事業。

その中核を担う「パナソニック エイジフリー株式会社」のお三方に、がむしゃらに駆け抜けた約25年間と、その背景にあった想いを聞きました。

媒体は、パナソニックのメディア「Make New Magazine」です。

makenew.panasonic.jp